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モアサナイトと天然ダイヤモンド、ラボグロウンダイヤモンド、ジルコニア、クリスタルの違いを徹底解説

moissanite_diamond_diff-eye-800x449 コラム
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若い女性
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モアサナイトがキラキラ輝いて綺麗で気になっています。天然ダイヤモンドや合成ダイヤモンド(人工ダイヤモンド)との違いを教えてください。

最近はハイブランドの値上げラッシュがすごいので、気軽にジュエリーが買えなくて困っていませんか?

モアサナイトって虹色の輝きがすばらしいですよね?ダイヤモンドの2.5倍も輝きます。

キラキラのモアサナイト・ジュエリーを着用してお出掛けしたら、ルンルン気分で街を歩けますよね?

海外では婚約指輪として購入する人もいるくらいルースの品質は高いです。

日本国内でも、カルティエやティファニーのリングと重ね着けしてモアサナイト・ジュエリーを楽しむ女性が増えています。

上記のようなモアサナイトと天然ダイヤモンド、合成(人工)ダイヤモンドの違いを教えてほしいという質問について回答します。

特別な人に、特別なジュエリーを【NEXT DIAMOND NEW YORK】
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結論:モアサナイトと天然ダイヤモンド、ラボグロウンダイヤモンド、ジルコニア、クリスタルの違いを徹底解説

近年はAIが急速に発達してきて、一般社会でも実用レベルで活用されています。

さまざまな分野で科学の発展が目覚ましいですが、それはジュエリー業界も同じです。

以前から天然ダイヤモンドの成分を調べて、人工的にダイヤモンドを作れないかという試みは何度も行われてきました。

しかし当時は科学技術が未熟で、人工的にダイヤモンドを作ることはできませんでした。

しかし近年になり、技術革新が進んだ結果、ダイヤモンドと見た目が同等以上の人工宝石を作ることができるようになっています。

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各ダイヤモンドの特長

モアサナイトと天然ダイヤモンド、合成(人工)ダイヤモンドそれぞれの特長について整理してみたいと思います。

ダイヤモンドの種類 特長
天然ダイヤモンド 地球の奥深い高温・高圧のマントル内で、数億年もしくは数十億年かけて自然に作られる。
モアサナイト(人工) 成分組成は炭化ケイ素である。天然ダイヤモンドと同じ炭素を含んでいる。
ラボグロウンダイヤモンド(人工) 天然と成分が同じであり、アメリカ連邦取引委員会が本物のダイヤモンドとして認定済。
キュービックジルコニア(人工) 天然ダイヤモンドの類似石(天然と成分が異なる)
耐熱性のセラミックの材料として使われる二酸化ジルコニウムに、酸化カルシウムや酸化マグネシウム、
酸化イットリウムなどを混ぜて結晶化させたものである。
クリスタル(人工) 天然ダイヤモンドの類似石(天然と成分が異なる)
酸化鉛を主要成分として含むガラス、および酸化カリウム、
酸化バリウム、酸化チタニウムなどを主要成分として含むガラスである。

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天然ダイヤモンド

ダイヤモンドいえば、天然ダイヤモンドが一般的です。

気が遠くなるような長い年月をかけて、地球の深部のマントルで熟成されて作られます。

地球の奥深い高温・高圧のマントル内で、数億年もしくは数十億年かけて自然に作られるわけですから、希少価値が非常に高いと言えるでしょう。

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モアサナイト

モアサナイトはラボグロウン・ダイヤモンドのようにダイヤモンドの成分を真似て作ろうとしたのではなく、アメリカのアリゾナ州北部に激突した隕石から発見された光輝く鉱物の成分を真似ています。

モアサナイトは炭化ケイ素でできており、ダイヤモンドと同じ炭素を含んでいます。

先日の記事で書いたように、アメリカのチャールズ&コルバード社がダイヤモンドと変わらない硬さで、かつより強い輝きを放つ宝石を作ることに成功し製造方法を特許化しました。

近年では、天然ダイヤモンドの採掘には環境破壊を伴うことや紛争を起こす反政府組織の資金源になっていたり、児童労働などが問題視されています。

モアサナイトは、エシカルでサステナブルな宝石として海外でも注目を集めています。

エシカルとは、環境保全や社会貢献という意味で使われています。

サステナブルとは、人間や社会経済、地球環境の持続可能な発展を意味しています。

SDGs(Sustainable Development Goals)という目標が2015年9月の国連サミットで採択されました。

SDGsとは、持続可能な開発目標の略称であり、2016年から2030年までの15年間で達成するために掲げた目標です。

今現在の進行形として、世界的にエシカルでサステナブルな活動が求められています。

日本政府の外務省も、SDGsに積極的に取り組んでいくことを表明しています。

2019年は、合成(人工)ダイヤモンド元年と言われています。

人工ダイヤモンドやエシカル消費がメディアでも取り上げられることが多くなり、一般消費者の人工宝石に対する関心が高まっています。

モアサナイトは、輝きが素晴らしいことや手の届きやすい魅力的な価格だけではなく、倫理的な観点からも婚約指輪に選ぶ人が増えています。

とはいえ製造作業を行っているので、地球や自然に対して少なからず負荷はかけています。

ラボグロウンダイヤモンドの製造にかかる1カラットあたりのエネルギー消費量は、天然ダイヤモンド採掘時の約半分と言われています。

モアサナイトは、さらにその100分の1以下とのことです。
出典:京都大学 木本 恒暢 教授 https://cdn.shopify.com/s/files/1/1164/4258/files/Rough_Diamond_version_28-11-14v2_1.pdf

モアサナイトは、地球環境にやさしい宝石ということができると思います。

松屋銀座にて2021年10月に、1カラット以上のラボグロウンダイヤモンド(合成ダイヤモンド)とモアサナイトに特化したジュエリーブランド「NEXT DIAMOND NEW YORK」がグランドオープンしています。

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ラボグロウンダイヤモンド

ラボグロウンダイヤモンドとは、下記のようにラボとグロウンを掛け合わせた造語です。

・ラボ:研究所や工場
・グロウン:育てられた

当初は品質の低いものも出回ることがありましたが、科学技術の発達により、近年ではプロでも見分けることが難しく、高品質なものを作ることができるようになりました。

それでいて、価格は天然ダイヤモンドの約3分の1の商品もあるようです。

天然ダイヤモンドと同じ硬さと輝きを持ち、かつエシカルでサステナブルなジュエリーとして、欧米のセレブからも注目されています。

人気・売上ともに銀座三越と首位の座を争っている株式会社松屋は、2021年8月にラボグロウンダイヤモンドを使用したジュエリーブランド「ENEY(エネイ)」を立ち上げています。

ブランド名の由来は、「any + energy = ENEY」とのことで、あらゆるエナジー、多様性を巡らせていくジュエリーだそうです。

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キュービックジルコニア

ダイヤモンドの類似石として、人工的に作られたジュエリーです。

ジルコニウムというダイヤモンドと同じくらい硬い素材でできています。

また、光の屈折率がダイヤモンドとほぼ同じですから、よく似た輝きがあり素人ではダイヤモンドと判別が難しいほどの高品質のものもあります。

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クリスタル

ダイヤモンドの類似石として、人工的に作られたジュエリーです。

この記事で説明するクリスタルは、天然のクリスタルである水晶ではなく、無色透明のクリスタルガラスでつくられたジュエリーです。

世界で有名な商品として「スワロフスキー」のブランドがあります。

クリスタルは、鉱物ではなくガラスで作られています。

クリスタルは、キュービックジルコニアより硬度が低く、「欠けやすい・壊れやすい」という特徴があります。

そのため、長年利用するジュエリーには不適切ではないでしょうか。

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各素材の特徴の比較(天然ダイヤモンド、モアサナイト、ラボグロウンダイヤモンド、キュービックジルコニア、クリスタル)

最後に各ジュエリーの特長を比較してみたいと思います。

天然ダイヤモンド モアサナイト ラボグロウンダイヤモンド キュービックジルコニア クリスタル
希少性 5.0 0.0 2.0 0.0 0.0
購入価格 1.0 4.0 2.5 5.0 5.0
宝石価値 5.0 5.0 4.5 2.0 1.5
屈折率(輝き) 4.5 5.0 4.5 4.0 2.0
硬度 5.0 4.5 5.0 3.0 2.0
エシカル
サステナブル
1.0 5.0 3.0 4.0 4.0
総合評価
3.5 3.9 3.5 3.0 2.4

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動画解説:モアサナイトと天然/ラボグロウンダイヤモンド、ジルコニア、クリスタルの違いを徹底解説

本記事の内容を動画でも見れるようにしました。

動画も見ることで、より理解が深まると思います。

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まとめ:モアサナイトと天然ダイヤモンド、ラボグロウンダイヤモンド、ジルコニア、クリスタルの違いを徹底解説

いかがでしたでしょうか。

モアサナイトは虹色の輝きが素晴らしいので、普段使いのファッションジュエリーに最適です。

婚約指輪や結婚指輪の購入を検討なさっている場合は天然ダイヤモンドをおすすめしますが、普段使いでジュエリーを楽しみたいならモアサナイトをオススメします。

もちろんモアサナイトであることを納得したうえで、婚約指輪や結婚指輪としてモアサナイトを選ぶのもアリだと思います。

皆さまのお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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