
モアサナイトの品質判断が気になっています。ダイヤモンドだとGIA(米国宝石学会)の鑑定書が付いたりしますけど、モアサナイトも鑑定書が付くのでしょうか?
モアサナイトって、虹色の輝きが美しいですよね?
上記のようなモアサナイトに鑑定書が添付されるのかどうかを教えてほしいという質問について、回答をしたいと思います。
結論:モアサナイトには国際基準で認められた鑑定書は存在しない
結論から言うと、モアサナイトに鑑定書は添付されません。
そもそもGIA 4C基準の鑑定書は、ダイヤモンドが対象なのでモアサナイトに鑑定書が添付されること自体がおかしいことです。
とはいえ、信頼できるモアサナイト ジュエリーブランドで購入すれば、モアサナイト ルースの品質は確かなものです。
一般的に、モアサナイト ジュエリーブランドの品質保証書が添付されます。
モアサナイトには、国際的に認められた鑑定機関は存在しません。(2022年11月26日時点)
しかし、モアサナイトの品質をGIA(米国宝石学会)の4C基準で評価し鑑定する機関は存在します。
GRAという国際的に無名の鑑定機関がGIAの4C基準の鑑定書を発行しています。
4Cとは、GIA(米国宝石学会)が考案し、今では国際的な評価基準として認められている、ダイヤモンドの品質を評価するためのものです。
モアサナイトが近年急速な技術革新により高品質で製造できるようになったため、ジュエリー業界や一般消費者に価値が認められるようになってきています。
モアサナイトの価値を証明するための鑑定機関の整備は、今後の大きな課題と言えるでしょう。
モアサナイトの製造特許を取得しているチャールズ&コルバード社は、GIAの4C基準の品質証明書を発行しています。
また、CGL(中央宝石研究所)に依頼すれば、鑑別書を発行してくれるようです。
CGL(中央宝石研究所)は、世界的にも権威があり信頼できる鑑定機関です。
鑑別書は、宝石の種類を判別した証明書であり品質の鑑定はしません。
つまり鑑別は「この宝石はモアサナイトで間違いありません」とだけ判断してくれるということです。
GRAというモアサナイトの鑑定機関とは
GRAという国際的には無名の鑑定機関がモアサナイトの鑑定書を発行しています。
GIA(米国宝石学会)の名前とロゴを模倣しているように見受けられます。
GRAには国際的な権威がないので、信頼性が低いです。
モアサナイトの品質評価はどうなっているのか?
モアサナイトの品質評価は、モアサナイトを販売しているジュエリーブランドがダイヤモンドの4C基準で独自に評価し、品質保証書を添付しています。
まとめ:モアサナイトには国際基準で認められた鑑定書は存在しない
いかがでしたでしょうか。
モアサナイトは虹色の輝きが素晴らしいので、普段使いのファッションジュエリーに最適です。
婚約指輪や結婚指輪の購入を検討なさっている場合は天然ダイヤモンドをおすすめしますが、普段使いでジュエリーを楽しみたいならモアサナイトをオススメします。
もちろんモアサナイトであることを納得したうえで、婚約指輪や結婚指輪としてモアサナイトを選ぶのもアリだと思います。
皆さまのお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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