今年中に結婚する予定です。ダイヤモンドの価格って為替相場の影響で変動するようですけど、いつ買うのがお得なのでしょうか?最新のダイヤモンド価格(相場)を教えてください。
上記のような最新のダイヤモンドの相場を教えてほしいという質問について、回答をしたいと思います。
ダイヤモンド価格の最新情報:随時更新
ダイヤモンドは輸入されているため、ドル円相場に影響を受けます。
ドル円は、2022年3月から高騰しています。
1.0カラット以上の4C高グレードのダイヤモンドが人気化しており、ダイヤモンド取引所では2022年1月以降から高騰しています。
また、世界中の富裕層が資産として価値が高い1.0カラット以上の4C高グレードのダイヤモンドを買い漁っていることもダイヤモンド価格高騰の原因と言われています。
ダイヤモンド価格は日々変動していますので、最新情報は下記の記事もご参考になさってください。
ダイヤモンド価格(相場)過去54年間チャートを考察してみた
ダイヤモンド価格高騰の裏事情を語る白石社長のインタビューを考察してみた
ダイヤモンド価格(相場)を考察してみた(2022年6月2日時点)
ダイヤモンド価格(相場)を考察してみた(2022年5月9日時点)
ダイヤモンド価格(相場)を考察してみた(2022年4月15日時点)
ダイヤモンド価格(相場)を考察してみた(2022年4月)
IDEXのダイヤモンドインデックス(2022年3月時点)
2022年3月10日時点のIDEXのダイヤモンドインデックス(過去1年間)のチャートを見てみたいと思います。
・2001年2月以降に集計されたIDEXインベントリデータベースの包括的な調査と分析に基づいて作成されたものである。
・IDEX(International Diamond Exchange)は、アントワープやムンバイ、ラマトガン、ニューヨークなどの主要なダイヤモンド都市にあるプロのダイヤモンドトレーダー向けの主要なオンラインダイヤモンド取引プラットフォームである。
・テルアビブ大学経営学部の財務担当上級講師であるAviWohl博士の協力のもと、ダイヤモンドインデックスという指標を開発した。
引用元:IDEX 公式ページ http://www.idexonline.com/diamond_prices_index
チャートを見る限り、急騰は続いています。
調整らしい下げがまだないです。
ダイヤモンドブースのダイヤモンドインデックス(2022年3月時点)
2022年3月1日時点のダイヤモンドブースのダイヤモンドインデックスのチャートを見てみたいと思います。
・ブースジャパン株式会社が運営しているダイヤモンドブースのオリジナル指標である。
・2014年3月10日を基準日 100として、ダイヤモンド全体の相場を表している。
・各グレードごとに指数計算し、そのすべての指数を平均して算出している。
・チャートの値動きから、ダイヤモンド全体の価格変動がわかる。
それでは、2022年3月1日時点の過去1年間のダイヤモンドインデックスのチャートをみてみます。
引用元:ダイヤモンドブース 公式ページ https://www.diamond-bourse.com/
2022年2月以降に急騰していましたが、2月19日に92.42の最高値をつけた後は調整の売りが入っています。
3月1日時点で90.07まで下げてきていますが、レジサポ転換した直近のレジスタンスラインは86.0あたりでしたので、高値圏で推移しています。
ここから再度買われて上値を試すのか、直近のレジスタンスライン(現在のサポートライン)まで売られるのか、わかりませんね。
ダイヤモンドブースのダイヤモンドチャート(2022年3月時点)
2022年3月1日時点のダイヤモンドチャートを見てみたいと思います。
・ダイヤモンドの各4Cグレードごと、毎日の平均価格を時系列で並べたものである。
・4Cグレードごとに値動きにバラツキがある。
・ダイヤモンド自体の需給や景気状況、為替相場などの外的要因で人気のグレードは変化する。
・ラウンドブリリアントカットのGIA鑑定書付きのダイヤモンドが対象(毎日4万個から6万個)
・ダイヤモンド取引の基本である米ドル(USD)表示である。
・カラー(色合い):D「Colorless(無色)」
・クラリティ(透明度):IF「Internally Flawless(内部無欠点)」
0.3カラット(過去1年間)のダイヤモンドチャート
引用元:ダイヤモンドブース 公式ページ https://www.diamond-bourse.com/
0.3カラットは、まだ高騰していません。
直近のレジスタンスラインが2021年3月25日につけた905ドルですけど、3月24日の874ドルから一日で31ドル急騰して急落しているんですね。
0.4カラット(過去1年間)のダイヤモンドチャート
引用元:ダイヤモンドブース 公式ページ https://www.diamond-bourse.com/
0.4カラットは、2021年6月16日につけた1285ドルがレジスタンスラインになっていたのですが、2022年2月以降に上抜けしてきてレジサポ転換したように見えます。
テクニカル分析的には買いなので、今後の高騰が予想されます。
0.5カラット(過去1年間)のダイヤモンドチャート
引用元:ダイヤモンドブース 公式ページ https://www.diamond-bourse.com/
0.5カラットは、2,500ドルあたりが当面のレジスタンスラインですので、このラインを上にぶち抜けるかどうかですね。
売られるかも知れません。
0.6カラット(過去1年間)のダイヤモンドチャート
引用元:ダイヤモンドブース 公式ページ https://www.diamond-bourse.com/
0.6カラットは、レジスタンスラインが3,100ドルあたりです。
今の状況では、今後の値動きは読みづらいですね。
0.7カラット(過去1年間)のダイヤモンドチャート
引用元:ダイヤモンドブース 公式ページ https://www.diamond-bourse.com/
0.7カラットは、レジスタンスラインが4,800ドルあたりです。
今の状況では、今後の値動きは読みづらいですね。
0.8カラット(過去1年間)のダイヤモンドチャート
引用元:ダイヤモンドブース 公式ページ https://www.diamond-bourse.com/
0.8カラットは、安値圏で停滞していますね。
今のところ高騰するような兆しはありません。
0.9カラット(過去1年間)のダイヤモンドチャート
引用元:ダイヤモンドブース 公式ページ https://www.diamond-bourse.com/
0.9カラットは、2022年2月12日につけた11,092ドルが最高値となり、現在は調整の売りが入っています。
直近のレジスタンスラインだった9,200ドルはぶち抜いてきていますが、ここまで下げてくるのか、わかりませんね。
1.0カラット(過去1年間)のダイヤモンドチャート
引用元:ダイヤモンドブース 公式ページ https://www.diamond-bourse.com/
1.0カラットは、2022年2月4日につけた15,722ドルが最高値となり、調整の売りが入ってレンジ推移中です。
今後の展開はわかりません。
1.5カラット(過去1年間)のダイヤモンドチャート
引用元:ダイヤモンドブース 公式ページ https://www.diamond-bourse.com/
1.5カラットは、上昇していますね。
今後もしばらく高騰が続くのではないでしょうか。
2.0カラット(過去1年間)のダイヤモンドチャート
引用元:ダイヤモンドブース 公式ページ https://www.diamond-bourse.com/
2.0カラットは、2022年2月18日につけた68,307ドルが最高値となり調整の売りが入っています。
今後の展開はわかりません。
外国為替相場(ドル円 2022年3月時点)
日本国内のすべてのブランドは、ダイヤモンドを輸入しています。
そのため、ダイヤモンドの販売価格は、ダイヤモンド取引の基本である米ドル(USD)の為替レートに大きな影響を受けます。
・円高になれば、ダイヤモンドの価格は安くなります。
現在の米ドル円(USD/JPY)の価格チャートをみてみましょう。
2022年3月2日(水)時点の米ドル円(USD/JPY)週足チャートです。
現在は、115円台前半で推移しています。
大きな値動きはないですけど、114円あたりの直近レジスタンスラインは完全に上抜けしてしまったので、テクニカル分析的には買い有利の状況です。
貴金属相場(金:ゴールド)2022年3月時点
貴金属相場もダイヤモンド価格に影響を及ぼしますので、金(ゴールド)の価格チャートをみてみましょう。
2022年3月10日時点のゴールド(XAU/USD)週足チャートです。
拡大してみます。
2020年8月に付けた直近高値の少し手前まで高騰した後に、大きな売りが入りました。
プロは、レジスタンスライン到達で利食って撤退しています。
世界のダイヤモンド業者の動き
ダイヤモンド原石供給で世界最大手のデビアスは、2022年1月に近年で最大級の値上げを実施しています。
IDEXのダイヤモンドインデックスも急騰していますし、世界的な流れとして日本においてもダイヤモンド・ジュエリー業界の商品価格の見直し・値上げが予想されます。
デビアスは小さい原石で最大20%値上げしているので、大きな原石だけではなく大小問わず値上げする傾向にあると思います。
2022年中に結婚を検討なさっている人は、商品価格が値上げになる前に購入なさった方が賢明だと思います。
デビアスは今年最初の販売で約8%値上げした。小さめで低価格の原石が最大の値上げ幅だったという。世界経済が新型コロナウイルス禍の最初の打撃から回復するのに伴い、ダイヤ業界は想定外の勝ち組の一角となった。ダイヤ宝飾品に対する消費者の需要は昨年大きく成長したと見られる一方、供給がなお抑制された状況にある。
関係者によると、今週のボツワナでの販売では、デビアスは大きめの原石の価格を約5%引き上げた。小さめの原石では最大20%値上げしたものもあったという。
引用元:Bloomberg 公式ページ https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-01-18/R5VOUYDWRGG201
まとめ:ダイヤモンド価格(相場)を考察してみた(2022年3月)
いかがでしたでしょうか。
世界中の富裕層は今ダイヤモンドを買っています。
投資用のダイヤモンドとは、1.0カラット以上の4C最高グレードのダイヤモンドルースです。
GIA(米国宝石学会)のような世界的な鑑定機関が鑑定したものであれば、国際的に通用する資産価値になります。
あなたが富裕層の人で、余剰資金をお持ちであれば、資産防衛の一環としてダイヤモンド投資を検討してみる価値があるのではないでしょうか。
皆さまのお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
「役に立った!」と思ったら、SNSシェアしていただけると嬉しいです。
コメント